|

セント・マリー島は、ちょっとした観光地です。
だから、ちょっとしたいいレストランも多いです。
すでにこの国の物価慣れしている僕等は、数少ない屋台やローカル飯屋を探して食事をしています。
今日の夜ご飯も、屋台で串焼肉を食べていたときです。
白人の男の人が、その屋台にやって来ました。
お店の人とフランス語で流暢に話していたので、多分フランス人でしょう。
その彼が、こちらに英語で話かけてきました。
「ここ安いだろう?」
マダガスカルの屋台では、普通の値段だったので、答えかねていました。
そうすると次に聞かれました。
「どこの国から来たんだい?」
それは、答えられる!
「日本からだよ」
そしたら、彼は世界中を旅行しているんだ! と自慢げに話をし始めました。
「アジアにもいったよ。タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム・・・。」
ほうほう、うちらとよく似たルートだなって思い、こう聞きました。
「中国は?」
すると、彼はこう答えました。
「中国人は英語が話せないから、中国には行かなかった。」と。
!!!
頭の中でくるくると、この言葉が廻りました。
「中国人は英語が話せないから・・・。」
「中国人は英語が話せないから・・・。」
「中国人は英語が話せないから・・・。」
自分の考えを書こう。
確かに、中国では欧米人の姿はあまり見かけませんでした。
理由は、彼の理由というのも一理あるかもしれません。
でも、中国の公用語は当然、中国語だ。英語は公用語じゃない。
たとえば、日本の話。
日本が、英語が苦手な国の一つだと思います。
日本の英語教育という大きな問題はあるものの、本当の大きな理由は、日本で生活していくのに、英語に携わる仕事をしない限り、それを必要としないからだと思います。
日本は、島国だし、英語を必要としなくても経済発展ができたんだし。
そういう意味じゃ、中国やイランも、英語を必要としない国なんだと思う。
だから、その国はそれでいいんだ。
旅人は、その国にほんのある期間、お邪魔させてもらっている。
だから、旅人は、その国の言葉をほんの少しでも覚えたほうがいい。
もちろんその国で、英語が使えれば、旅はラクになるだろう。
でも、それをすべての国に求めるのはのはおかど違いだ。
それぞれの国には、その国の言葉があるんだ。
英語がしゃべれて当然なんて考えは、通用しない。
英語が全てじゃない。それは当たり前の話だ。
だからこの場面じゃ、「中国人が英語が話せない」じゃない。
「自分が中国語を話せないから」と言うべきだろう。
でも結局詰まるところ。
その国を「旅できるか・できないか」は、その国を「旅をしたいか・したくないか」っていうのが、たった唯一の判断基準じゃないのかな?(もちろん、自分の財布の中身と、自分にとって安全かどうか考慮した上で)
そうすると、言葉の問題なんてちっぽけすぎて問題にもなんないと思うけど。
そういう意味では、彼は中国を旅したくなかったんだろう。
僕は、彼にこう言いました。
「僕は、フランス語はしゃべれないよ。でも、ここマダガスカルを旅できてるよ。
だから、あなたが中国を旅することは簡単だよ。」
そうすると、彼にこう言われました。
「おまえは中国人か?」、と(笑)
さっき日本人言ったやん!!
|
|
|